6月19日(火)、宮前地区会館(まじわーる)において「一人暮らし高齢者の食事会」が開催されました。宮前第三地区社会福祉協議会が、馬絹・小台・大塚地域の一人暮らし高齢者を対象に隔月で開催しています。
今回は、食事作りを担当しているヘルスメイト宮前から厨房現場を報告して頂きます。
まじわーるで一人暮らし高齢者の食事会で食事作りを担当している宮前区食生活改善推進員連絡協議会(通称ヘルスメイト・宮前)です。
食事作りは、この6月で第15回目を迎えました。隔月で年6回の開催ですので、もう3年目に入っています。
メニューを決めるに当り、塩分は控えめ、野菜は120g以上、彩り等を考え、主菜、副菜、副々菜、みそ汁、デザートと決めて行きます。前月に試作をして、量は? 味は? 彩は? 柔らかさは? 等を検討し本番を迎えます。6月の献立は、鶏肉の南蛮漬け、新じゃがいもの煮っころがし、友禅炒め、煮豆、みそ汁、ごはん、オレンジゼリーに決まりました。
当日は朝9時に集合、まな板、包丁等の熱湯消毒、大量の食材をメニュー毎に分け、80人分の昼食作りに取り掛かります。試作で担当を決めているので、鶏肉を一人3切れで人数分の約240切れに切り分ける人、じゃがいもを一口大で約240に切り分ける人、人参20本をひたすら千切りにする人等、それぞれの料理を脇目もふらず11時45分頃を目標に仕上げます。時計を横目に、試作で撮った写真を参考に配膳に取り掛かる11時30分頃はいつも戦争状態です。
主催者でお世話役の民生委員さんに食事を無事にお渡しすると、みんなほっとします。
「美味しかった」「友禅炒めはきれい」という言葉で、疲れは吹っ飛びます、またこの次も頑張ろうという気持ちになります。
ヘルスメイトは、保健福祉センターの養成講座を受け、自分の健康、家族の健康、周りの健康を考えながら食のボランティア活動をしている団体です。川崎市7区で約600名ほどが在籍しています。全国組織でもあります。
日頃の活動は、親と子と一緒に「おやこの食育教室」、奥様を頼らなくても少しでも料理ができるようにと「男性のための料理教室」、区老連(老人会)の方と一緒に「料理教室」、また、区民祭・みやまえJAM・ラブみやまえ等の諸行事にも参加・協力しています。まじわーるのような会食会は、ほかに5地区でも行っています。
ボランティア活動だけでなく、自分たちのための勉強会、講演会への参加、バス旅行等を通じた会員同士の交流も盛んで楽しんでいます。
興味のある方は、ぜひ仲間になってください。
養成講座の問合せ先:宮前区役所保健福祉センター
地域支援担当 栄養士まで(o44-856-3291)