馬絹町内会へのお誘い

矢中地区副会長 入口 勇

終戦後間もない頃、地区の若い有志ある方々が力を合わせて立ち上げたと聞いている馬絹町内会は、70年近い歴史ある素晴らしい町内会です。そして平成16年7月には小台地区が当町内会から分れ、小台町内会が設立されました。

当時の馬絹は農村地帯で現在の尻手黒川道路の両側は田んぼが広がるのどかな田園でした。国鉄武蔵溝の口駅前の小さな広場から荏田行き・元石川行きバスに乗って、砂利道の大山街道(旧246号)をガタゴト20分位の距離。現在の「宮前地区会館」駐車場から旧国道246号に出た所に「馬絹」バス停がありました。

ここが馬絹の中心地「川端地区」です。市の宮前出張所(現地区会館)、駐在所(現馬絹交番)、その向いに馬絹郵便局、その隣に上林歯科、矢上川橋のたもとに大井理容所、日用雑貨酒屋の亀ヶ谷商店、魚屋の魚豊、向いに亀ヶ谷布団店、村木種屋・菓子店、村木自転車店、石渡商店等などがありました。

当時と比べて、今は想像も付かないほど便利になった街・「馬絹」を皆さんの力で、さらに安全で安心して住みやすい街にしていきませんか。

現在、馬絹地区の世帯数は約7,500世帯、その内の約半数が町内会員です。さらに会員増となるよう私たちは取り組んでおります。

さてさて、町内会に参加を躊躇う理由はなんでしょうか?

◆町内会が何をしているか良く分らない
◆加入方法が分らない
◆会費の使い道が分らない、不透明だ
◆会費が高い、寄付を取られそう
◆役員になりたくない
◆入会するメリットが分らない
◆隣近所の付き合いが面倒くさい
◆忙しいので活動できない
◆戦前・戦中の隣組組織の厭なイメージがある

当町内会は任意の団体ですから入会も退会も個人の自由意思です。躊躇う理由も各人それぞれあるでしょうが、さあ一歩踏み出しましょう。

今はインターネットで検索すると他の町内会と比較することができます。そして会費が高い安いとか、入会するメリットは、など見比べて見ましょう。魅力ある当町内会を知って頂けると思います。

入会を考えている皆さん、歴史と愛着あるこの街を「ふるさと馬絹」と呼べる一員として、私たちと共に町内会活動に参加しませんか。

きっと新しい友人が町内にたくさん出来ることでしょう。会員一同、心よりお待ちしております。

目代(もくだい)の由来とこれからの馬絹の町の姿について

馬絹町内会副会長(三ツ又地区)の目代鉄男(もくだいてつお)です。

日頃より、町内会活動にご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。このたび、馬絹町内会ホームページへの投稿の機会を得ましたので、ひとことご挨拶申し上げます。

皆様は、私の苗字“目代(もくだい)”を初めて聞かれ、さぞ変わった苗字だなぁと感じられたことと思います。

目代(もくだい)とは、日本の平安時代中期から鎌倉期に、遙任国司が現地に私的な代官派遣した家人などの代理人のことであり、眼代(がんだい)とも言われたようです。 転じて本来なら役職上、現地に下向して執務しなければならない人物の代理として派遣された代官などの役人の事を指すとのことだそうです。私の先祖をたどれば、おそらくこの馬絹の地において、より住みよいまちづくりに尽力していたのではないかと思われます。町内会副会長として、これからも先祖代々の遺志を継ぎ、馬絹をより住みよいところへと発展させるべく、活動していきたいと考えています。

さて、宮前区は、近年人口が増加しています。少子高齢化へ向かうとともに宮前区は将来も子どもが多く住むまちと期待されています。一方、65歳以上人口が約18,000人(平成12年)から約45,000人(平成32年)に急増するなど高齢化への進行も予測されています。こうした将来予測から、世帯の姿も少しづつ変化していき、子どもをきっかけとしたコミュニケーションが今以上に成立しにくくなっていくのではないかと危惧しております。区や町の情報入手も、家族・近所の人からの入手より、インターネットなどITを使った情報入手が増え、地域におけるコミュニケーションの機会も少しづつ減少しているのではないでしょうか。

馬絹町内会としては、地域のコミュニケーションをより活発に推進するイベントを今後とも積極的に企画し、楽しい町づくりを進めていきたいと考えております。

7〜8月は、町内会盆踊り、社会を明るくするミニ集会、巡回映画上映などイベントがたくさんあります。皆さんと仲良くこれからも末永くお付き合いできますようにお願い申し上げます。

三ツ又地区副会長
目代鉄男

子どもたちの健やかな成長を願う〜小学校の卒業式

小学校の卒業式で子どもたちの成長を願う気持ちを共有してきました

季節は春たけなわですが、私は先日、町内会を代表して宮崎小学校の卒業式に出席させていただきました。

久し振りの緊張感の中で、卒業生や在校生の真摯な姿に接し、感動の想いで胸がいっぱいになると同時に、先生方やPTAの方々の子どもたちに対する愛情がとても強く感じられたひとときでした。私も、未来に巣立つ子どもたちの健やかな成長を願ってやみません。

町内会の管内には、梶ヶ谷小学校や宮崎中学校等に通う生徒もおり、それぞれの卒業式と入学式には町内会役員が出席させていただいておりますが、健やかな成長を願うという思いは、管内に住む誰もが願うことです。

馬絹は歴史のある地域ですから、この願いはずっと遠い昔からのものであり、これからもずっと続く思いであると思います。そして管内にお住まいになる方々のこういった思いは、日々生徒の成長を温かく見守るという行為になり、さらにはそのための住み良い街づくり、安全で安心な街づくりに取り組む姿勢につながると思うのです。

地域にお住まいになる方々の活動が、何らかの形で子どもたちのためになればと考える機会となった一日でした。

平台地区副会長
都倉準一